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映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

人気アメコミ『スパイダーマン』に登場する悪役ヴェノムを主人公にしたシリーズの第2弾。
同じくスパイダーマンの悪役として人気の高いカーネイジがヴィランとして登場する。
『スパイダーマン』の登場人物を主人公とし、世界観を統一したシェアード・ユニバース「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」の1作でもある。
監督は『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラム役で有名なアンディ・サーキス。主演は前作から引き続きトム・ハーディ、共演はウディ・ハレルソン。

この記事にはネタバレが含まれています

あらすじ

宇宙由来の共生生物シンビオートであるヴェノムに寄生されたジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)は、 人の脳を食べたい衝動に駆られるヴェノムに手を焼き、喧嘩を繰り返しながらも、仲良く(?)日常を送っていた。

ある日殺人鬼クレタス・キャサディの独占取材に成功したエディは、ヴェノムの能力による助けもあって、 独房に描かれた様々な手がかりの中から未発見だった事件被害者の遺体を発見し、 これによってクレタスは死刑が確定する。

しかし再度面会に訪れたエディにクレタスは噛みつき、その際エディの中にいたシンビオートの一部がクレタスの体内に移ってしまう。
面会でのゴタゴタからエディとヴェノムは大喧嘩に発展、ついに2人は決別を決意し、ヴェノムはエディの体から出ていってしまう。

その頃、死刑執行が行われようとしていたクレタスの体に異変が発生しカーネイジへと変貌、刑務所を破壊して脱獄すると、 収容施設に捕らわれていた恋人のフランシス(ナオミ・ハリス)を助け出し、大虐殺を開始する。

MCUとSSUの関係

エンドクレジット中盤で、突如エディとヴェノムは見覚えのない部屋へと転送される。
そこに置かれていたテレビには、J・ジョナ・ジェイムソンがスパイダーマンの正体を暴露する映像が流れていた。
それを見たヴェノムは意味深な言葉をつぶやく。

これまで今ひとつはっきりしなかった「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」とホム・ホランドがスパイダーマンを演じる「マーベル・シネマティック・ユニバース」の関係だが、 ここへ来て繋がりがあることが判明した。

元々「スパイダーマン」の実写に関する権利はソニーが保有しており、SSUとMCUとのクロスオーバーの計画はないとされており、 ディズニーが製作している「MCU」シリーズへは、いわば”レンタル移籍”のような形での出演であった。
その後ソニーがSSUを始めたとことにより、トム・ホランド版スパイダーマンはMCUを離脱して、ソニーへ復帰するのではないかという噂が流れた。
いっぽうでホランドがディズニーの重役へ直談判し、スパイダーマンはMCUの枠内で3作目が製作されることとなった。
そして今回の『ヴェノム2』、今後上映が予定されている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』やSSUの1作である『モービウス』の予告映像に過去の別シリーズの悪役が登場したことから、 MCUとSSUという異なるユニバースを繋げるマルチバース構想である可能性が高くなった。

ソニーあるいはマーベル・スタジオが予め想定していたのかは不明だが、 スパイダーマンにおけるマルチバースは2019年のアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』ですでに実現しており、 今から思えば、これがある意味予行演習的役割を果たしていたとも言えよう。

マーベルと並ぶアメコミ大手のDCコミックスの実写作品では、「フラッシュ」を中心としたマルチバース展開がすでに行われており、 MCUもいよいよこの段階に入ったようだ。
個人的にはスパイダーマンと関係の深く、すでにNetflixでMCU作品として製作された『デアデビル』からの参戦も期待したい。

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