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NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン11 第9話「天才分析官あらわる(分析官ビショップ)」

あらすじ

軍需産業4社を招いて行われた海軍の会議中に緊急アラームが鳴った。 ポーター海軍長官が持っていたペンに盗聴器が仕掛けられており、 会議室のセキュリティシステムが発動したのだ。

本人はどこで入手したものか記憶がなかったが、 約30時間分の音声が筒抜けになっていた。 海軍の展開戦略についての極秘会議の内容も漏洩したのは確実だった。

今回の事象は2年前にNSAのある分析官が予見しており、報告書にまとめていた。 作成したのはエレノア・ビショップ。 NCISはビショップを捜査のチームに加えた。

そして2本目の盗聴器付きペンが発見される。 会議にも参加していた軍需産業エクイノックス社の会計士クロード・シャーマンが心筋梗塞で死亡、 死に事件性はなかったが、所持品にペンが含まれていた。 しかし証拠となるペンは、偽のFBI捜査官によって持ち去られてしまう。

ビショップの予想通り、犯人は奪った情報と引き換えに1000万ドルを要求してくる。 ビショップの提案したおとり捜査が承認され、NSAが資金を提供、 取引に応じるふりをして犯人を捕らえる作戦を実行する。 犯人の連絡を逆探知して居場所を突き止め現場へ急行するが、 先に到着していたビショップの同僚チャドが殺害されてしまう。

偽FBIの男は似顔絵をもとに、NSAが監視していたルドル・スターリンと判明。 盗聴器の通信時刻とポーター長官の行動を照らし合わせて通信時刻にいたレストランの防犯カメラから スターリンを発見・逮捕した。 しかし彼はただの買い手で殺人を否定、 エドワード・グレイシーという男の名を自供する。

グレイシーのアジトに踏み込んだギブスたちは、ダイレクトメールにおまけとして付けているペンを発見、 DMを発送していた郵便局でグレイシーを逮捕する。 DMは軍需産業や海軍関係者宛に大量に送られていた。
しかし犯行動機や経歴から犯人像のプロファイルと一致しないことを不審に思いさらに調べると、 会議に出席していた軍需産業のうち、DMがベリンジャー船舶関係者のみ送られていないことがわかる。

黒幕はベリンジャー船舶の社長ウォードだった。 民間人あがりのポーターが長官になったことを快く思わないウォードは、 ポーターを失脚させるために今回の犯行を起こしたのだった。

事件が解決しNSAに戻ろうとするビショップを、ギブスがNCISに誘う。 彼女はかつてNCISの採用試験を受けていたのだった。

感想

新レギュラー、エレノア・ビショップの初登場エピソード。
現時点ではNSAの分析官という立場で、かなりの天才・変人キャラ。 一方で弁護士を装った巧みな話術で、容疑者の自供を引き出すといったテクニックも持ち合わせている。 その際は後で身分詐称に問われないよう、言動にも細心の注意を払っている。

ビショップの能力を描くという意味で、ストーリーはよくできているものの、 犯人の動機が少し不自然にも感じる。
仮にも大企業の社長が、ほとんど私怨ともいえる動機からこのような犯罪を犯すだろうか。 バレれば会社倒産は確実であり、リスクが高すぎる。
元々会社の経営が危うい状態で、海軍長官の更迭や軍のスキャンダルが 自社の経営立て直しにつながるとかいう展開ならまだわかるのだが。

出演者・声優

ウォード役のアラン・ラックは、『スター・トレック ジェネレーションズ』のエンタープライズBの艦長ジョン・ハリマン大佐や、 『スピード』のバスの乗客を演じている。

トニー・ディノッゾの映画ネタ

  • 『007 ムーンレイカー』(007 Moonraker 1979年 ルイス・ギルバート監督)

  • 『スター・トレック 宇宙大作戦』(Star Trek 1966~69年)

  • 『トロン』(Tron 1982年 スティーブン・リズバーガー監督)
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