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シー・ハルク:ザ・アトーニー 第1話「普通レベルの怒り」

2022年8月18日よりDisney+で配信が開始されたマーベル・シネマティック・ユニバースのオリジナル・ドラマシリーズ。
ハルクことブルース・バナーの従姉妹ジェニファー・ウォルターズが、 緑色の肌をしたヒーロー、シー・ハルクとなって戦う姿を描くスーパーヒーロー、リーガルそしてコメディの要素も含んだドラマです。
3月から配信されている『ムーンナイト』は同じMCUのシリーズであっても、他の作品との関連が皆無に等しい完全に独立したドラマだったのに対して、 今作は『ミズ・マーベル』のように他作品との関連が深く、今後MCU映画とのクロスオーバーも計画されているそうです。

あらすじ

弁護士のジェニファー・ウォルターズは従兄弟のブルース・バナーと旅行中、事故に遭う。
その際にブルースの血液が傷口から体内に入り、ブルースと同じく、怒りでハルクへ変身するようになってしまった。

ブルースとハルクの2つ人格に苦しんだブルースは、ジャニファーに感情をコントロールする術を教えるが、 ジェニファーはハルク化しても別人格は現れず、あくまでジェニファーのままであった。

ハルクという存在がいかに危険であるかを知るブルースは”一般社会”へ戻ろうとするジェニファーに反対するが、 取っ組み合いの大喧嘩の末に、結局はそれを認めることになるのだった。

登場人物

■ジェニファー・ウォルターズ / シー・ハルク
主人公。
職業は弁護士。従兄弟のブルース・バナーと旅行中に事故に遭い、 ブルースの血液が傷口から体内に入ったことで、怒りで2mの緑色の巨人に変身する体になった。
ハルクと同様、超人的な怪力を持つ。ハルクとの違いは、変身しても別人格が現れないこと。
体質の変化はブルースと遺伝的組成が近かったことも関係しており、ブルースの血液を体内に取り込めば誰でもハルクのようになれるわけではない。
原作では事故の際にブルースの血液を輸血したことが変身のきっかけだった。
また”第4の壁”を破る能力もあるらしく、デッドプールのようにカメラ目線で視聴者に語りかけてくるシーンもある。

■ブルース・バナー / ハルク
スーパーソルジャー計画の再現実験の際、事故でガンマ線を大量に浴びたために緑色の巨人ハルクになってしまった科学者。
アベンジャーズの一員として地球の数々の危機を救ってきた。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』でブルースとハルクの人格を統合し、”スマートハルク”となった。 また小型の抑制装置を開発し、これを着けている間はブルースの状態を保つこともできる。
シー・ハルクとなってしまったジェニファーに、今後普通の人間として生活をおくる事はできないと、 スーパーヒーローとして生きる道を説くが、最終的にはジェニファーの固い意志を尊重し、一般社会へ送り出した。

■ニッキー・ラモス
ジェニファーの同僚のパラリーガル。

■タイタニア
怪力を持つ女性。
第1話終盤で法廷に乱入してくるが、変身したジェニファーに倒された。

他作品との関わり

■マーベル・スタジオロゴ
おなじみのマーベルスタジオのオープニング映像が少し変更されており、直近で公開された作品のカットが追加されています。
『ソー:ラブ&サンダー』のワンシーン、マイティ・ソー姿のジェーン(0:00:22あたり)
『MS.マーベル』のカマラ・カーン(0:00:27あたり。MARVELの”R”の文字の中)

■大いなる力には大いなる責任が伴う
”because those with the most power have the most to answer for.”
「大きな力を持つ者には大きな責任があります」吹き替えでは「強い力を持つ者には重い責任があります」。
スパイダーマンの「大いなる力には大いなる責任が伴う」と似た表現。

■サカールのクラスAの宇宙船
サカールは『マイティ・ソー バトルロイヤル』ぶ登場したグランドマスター(演:ジェフ・ゴールドブラム)が統治する惑星。
ハルクはここで剣闘士として闘っていたことがあります。(劇中で「2年以上ハルクのままだった」と語っているシーンもあり、これはこの時のこと)

■弁証法的行動療法
座禅を組んで呼吸法で感情をコントロールする練習「弁証法的行動療法」は、 『インクレディブル・ハルク』でヒクソン・グレイシーから習っていたものと似ています。

感想

第1話ということで、話の殆どはジェニファーがシー・ハルクになるまでの過程と、 力をコントロールするための、いわゆる”修行”シーンが大半を占める展開。

ブルースが自身を「スマートハルク」と呼び、自分でつけた渾名ではないと語るのに対して ジェニファーは「自称すれば”暗黙の承認”」だと切り返す。 これは第4話での”シー・ハルク”の商標権訴訟への伏線になっている。

予告編で映っていたブロンスキーやデアデビルっぽい人物は登場せず。
第2話以降のお楽しみということか。
全9話ということで、これまでの配信ドラマシリーズの全6話より長めなので、じっくり描いていくつもりなのかも。

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